After the Pleistocene

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映画「崖っぷちの男」
 自殺志願の男がいろいろ理屈を捻り回すのかと題名から想像していたが、意外や意外、非常にさっぱりした爽快な物語に仕上がっていて楽しかった。どうもテレビの安物スリラーに影響されていて、東尋坊あたりの断崖に追い詰められても、なお人質を盾にとって抵抗する容疑者を連想してしまうのはいただけないね。
 ニューヨーク市警だったニック・キャシディ(サム・ワーシントン)は、うまく嵌められて4千万ドルもするモナークダイヤ横領の罪で投獄されたが、弟の協力で脱獄するや、マンハッタンの高級ホテル・ルーズベルトに現れ、その21階の窓台から身投げをすると宣言。下からは大勢の市民が見守る中で、交渉人に女性市警のリディア・マーサー(エリザベス・バンクス)を指名した。誘拐事件でも自殺志願の事件でも、特別に交渉人を当てるのはアメリカではよくあること。しかしリディアは前の事件が交渉失敗して自殺させてしまった思いを引きずっていた。だからなんとか時間を引き伸ばしても、この人物の自殺を思いとどまらせようと図った。
 幅35cm位だろうか、掴まりどころもない狭い窓辺りにずっと立ったまま、約70mはある下の道路を見下ろす気分はどんなものだろう。N・Yミドルタウンの繁華街。道路は封鎖されてテレビの実況報道も始まっている。しかし彼の要求がなんなのかもうひとつはっきりしない。そうこうするうちに、場面はそのホテルの向かい側にある宝石商のビルの金庫室に移る。物語は公に曝された非常に狭いビルの空間とこの金庫の密室空間との入れ子の話になっていておもしろい。片方は一応騒音に囲まれているけど二人の人間同士の会話だけからなっているのに対し、金庫の方は厳重なセキュリティで監視された静寂の中で、二人の盗人の会話が続く。どうやら問題のダイヤを奪おうとしているらしい。
 映画は劇的な“飛躍”があって無事ハッピーエンドを迎えるが、キャシディたちが仲間に祝福されるラストシーンで、酒場のオヤジが『今日はみな店のおごりだ。』と晴れやかに叫ぶシーンは、アメリカらしくていいなあと思った。
 
 
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崖っぷちの男
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| 映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評 | 2012/07/22 11:23 PM |