After the Pleistocene

A memory of my ramble
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『福島原発事故に何を学び、何を生かすべきか』
 3月11日東北大震災が起きた後、二三日たってから名古屋の長男から千葉の私に電話があった。
「おやじ、こっちへ移って来ないで大丈夫か?」
「なぜ?」
「うちの会社の外人たちは、みな東京から避難しようとあわてている。」
『ふゥ〜ん』と私は唸ったが、彼ら欧米人たちには原発のメルトダウン情報は確実に届いているのだな、とそのとき思った。東電と日本政府はまだその事実を否定していた。いまになると、「そんなことはだれも知っていたが、国民をパニックにさせないために嘘をついていた。」と、まことしやかに言われる。この事実を持ち出すなら、『何をいまさら』と嫌な顔をされるだろう。
 大前研一とそのプロジェクトチームが発表した『福島原発事故に何を学び、何を生かすべきか』は、あらためて今度の事故が『人災』であったかを教えてくれる。事故以来『想定外だ』、1万年に1度の事故だと政府・東電は言い訳してきたが、どんなことが起きても、それこそこのような津波だけでなく、ジェット機がその上に墜落してきても、テロリストに乗っ取られても、『原発事故を起こさないという設計思想』がなかったためだとこのチームは断定する。
 非常用電源(ディーゼル発電機やバッテリー)までが喪失することを想定しなくてもよいと、大事故を頭から除外していたため、それらを水没する低い場所に設置したり、同じシステムにまとめたりした。わずかに5,6号機は空冷ディーゼルエンジン発電機が1機あったために冷温停止させることができた。非常用発電機が少しでも動いて原子炉を冷却できさえすれば、あのような大事故は免れたはずという。
 私の先生(アメリカ人)は、「日本社会は同質性を重んじるから、他の人と違った意見を持つことを非常に気にする。」という。そして『われわれ日本人は・』と発言する。アメリカ人は『私はこう思う』というけれど、『われわれアメリカ人は・』などとは決して言わない。大学の入試問題でも、すでに回答が得られている四択問題が幅を利かせているのことも不思議なことだと常々語る。もっともっと考え方に幅を持たせ、いろいろな意見を検討しなければいけないと思う。しかしながらこのプロジェクトの報告書は、ガチガチの原発反対派からは無視されるような気がしてならない。

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