After the Pleistocene

A memory of my ramble
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映画「マネーボール」
 南海時代、野村克也は最初なかなかカーブを打てずに苦労した。相手投手に馬鹿にされるだけでなく、口の悪いファンから「カーブが打てない野村」とヤジが飛ばされた。もちろん野村はカーブ打ちの研究をしたが、成果は上がらない。あるときから彼は相手投手の球筋を読んで、それを狙い撃ちにするように方針転換した。それからカーブもよく打てるようになった。もちろん彼は捕手だから、球筋を読むことはお手のものだったかもしれないが、自軍の優れたスコアラーの手を借りて、過去の試合で自分をどう攻めてきたのか、その投手の配球記録を丹念にチェックし、その配球パターンを読んだという。自分の不器用さを逆手にとって、シンキング・ベースボールで道を開いたと自伝で語っている。16ミリカメラの映像で相手投手を研究しはじめたのも彼が最初の選手だと聞く。
 選手の年棒総額が5倍も6倍も違う、すなわち戦力がかなり違うチームと同じフィールドで、同じルールで、ゲームを競うのをフェアといえるか?でもこの映画は、この世では、あるいはわれわれの人生では、このようなことが当たり前だと腹を括ったところがあっておもしろい。猛烈な練習で培われた技術と感性だけで今の時代、プロ野球のペナントが争われているとは言わない。しかしどこまで頭を使って闘っているか、いかに既成概念に縛られずにゲームを争えるか、この映画は考えさせてくれる。マネーボール(セイバーメトリックス)の内訳についてはもう少し深く知りたがったが、私はアメリカでのドライな人事管理を目の当たりにした感じ。殴り合いも銃撃戦もカーチェイスもなく、SEXどころかキスシーンさえもないこの映画が、緊張感に満ち哀歓を交えた良い映画に仕上がっている。これこそブラッド・ピットが目指したものだったんだろう。
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