After the Pleistocene

A memory of my ramble
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「ママ、泣いた」 リリーちゃんの通園風景
 15分ものの朝の連続テレビ小説なら、スタートから2週間か3週間も過ぎると、ある日パタッと場面が変わり、「それから15年が経過しました。」と字幕が出て、それまでの少女が輝くような娘になって現れる。昔風に言うなら、『花も恥じらう乙女』に変身する。ところが現実のリリーちゃんは、保育園に通い始めてすでに2か月半経ったが、そう簡単には変身してくれない。それがまた可愛くて好いところなのだが・・・
 最初はやはり2歳の幼児を母親のフトコロから引きはがすのはいつも難事で、仕事に出掛けるママから保育園に行くリリーちゃんを受け取る仕事はかなり根気がいった。涙をいっぱいためた目で、恨みがましくこちらを見て、時にはわめく。「ママがいい!」と。ベビーカーの彼女に話しかけても、プイと横を向いてふてくされる。「そんなにママがいいのか?」というと、何も言わず白目でにらむ。気分の良い時は自然となにか歌をうたっている。『チューリップの歌』や『ドングリコロコロ』をこっちも一緒になって歌うと、一瞬歌うのをやめて「ママ、上手!」と叫び、こっちがうたうのをストップする。これほど子供に慕われるのは母親冥利に尽きると思うが、長期間の休職を経てようやく職場復帰したママとしては、心を鬼にしてもリリーちゃんを保育園に送り出さねばならない。
 出掛けるのにぐずるわが子に、一生懸命言い聞かせようとしたのかもしれない。朝ママとバイバイしてから保育園に出かける前、カミさんと私に「ママ、泣いた」と不意に教えてくれたが、それは自分が確信犯であるのを十分承知している様子だった。保育園で「リリー、泣いたの」と小さくつぶやくときがあった。一月も行けば大体慣れて泣かなくなったようだが、しかし時には悲しくなる魔の時間もあるだろう。
 こんな愁嘆場も月日が自然と解決してくれる。「自分の子を放っておいて、どうして他人の子どもの面倒を見ているのか?」と最初仕事に懐疑的だった母親も、今ではすっかり戦闘モードになって、職場で指導的役割を果たしている。リリーちゃんも保育園では人気者で、パパが今から男の子のことを心配している。
 玄関わきのアジサイが色付きはじめて見ごろを迎えた。梅雨の曇り空にも落ち着いた色合いで、たのしませてくれる。 
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