After the Pleistocene

A memory of my ramble
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オルセー美術館展2010 ポスト印象派
 もし入場券を買う前にあの行列を見たなら、きっと入るのをあきらめたであろう。新国立美術館で30分から40分待ちという行列はそれほどすごかった。幸いなことに会場に入ったなら思ったほどの混雑ではなく、入場者がコントロールされているのが分かる。「印象派」に対する人気のほどは驚くばかり。
 高校で習った美術史では、19世紀後半サロン(官展)を落選したフランスの画家たちが、独自に展覧会を開いたのが印象派画家たちの成り立ち。やがてサロンを凌いでゆくことになる。でもこのような美術展を開催したナポレオン三世も変わった、正しく“怪帝”の名にに相応しい君主だった。私には“後期印象派”というのは聞いたことがあるが、“ポスト印象派”という言い方は初めて。わざわざポスト印象派と名付けた意味がよく分からなかった。だが今回オルセーから運ばれてきた作品群は量といい、質といい実にすばらしい。
 1870年代半ばから1900年頃までの印象派画家たちの活躍は、私にはなじみやすい。それまでの重厚な宮廷画家風の肖像画や、風景画から抜け出た光と色彩に満ちた印象を与えてくれる。彼らは歴史画、宗教画という範疇からも自由だ。
 私が特に感激した作品は、ゴーギャンの「黄色いキリストのある自画像」と「タヒチの女」。ゴッホの「星降る夜」。満天の星空の下、港町の明かりが海上に長く照らしている。画面手前には恋人たちが寄り添っているが、画面全体は黒っぽい詩的な静寂に包まれている。以前なら全然絵にならない構図だろう。
 19世紀末に近づくと象徴主義的なもの、より装飾的なもの、より抽象的な絵画が変化してゆくことがこの展覧会の絵から改めて実感できそうだ。しかしその“しきい”を私の感性は超えられそうにない。
 
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