After the Pleistocene

A memory of my ramble
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祇園祭の中止
 今年の京都祇園祭は、新型コロナウィルスの影響で中止に追い込まれた。主催者側の発表を聞いているとその悔しさが滲みでてきて、深く同情してしまった。この祭りが平安時代初期貞観年間に起きた悪疫退散に由来していることを考えると、この決定は断腸の思いがする、苦渋の選択だったと彼は語った。こちとらは長鉾などの立派な山車が今年は見られないか、ぐらいにしか始めは考えていなかったけれど、これまでに重ねてきたいろいろな準備のことを考えると、なんとも言えない気分になる。そして更になによりも、この新型コロナを追い払おうという人々の願いを一つに纏めることができない、もどかしさがイライラの原因かもしれない。
 この貞観年間(AC859 ~877)という時代は、大変な自然災害が次々起きた。大地震や東北大震災並みの大津波に見舞われ、富士山や阿蘇山は噴火爆発するし、鳥海山や開聞岳までつられて噴火している。そして人口の多い近畿地方に悪疫が猖獗した。人々はなんでこんなにいろいろ不幸が押し寄せてくるのだろうと思っただろう。現在のコロナですっかり打ちひしがれた人々もみな同じ境遇である。公表されたところでは、現在までの世界の感染者数は943万人、死者は48万人にのぼるという。 
 東京入谷の朝顔市(7月6日)や、浅草のほうづき市(7月10日)も中止となった。ほうづき市の母体、四万六千日の法要はやるんでしょうなあ。先の大戦が終わる頃、池波正太郎は米子の海軍航空隊にいて、東京の母親から手紙に今年も四万六千日の行事を行うと知って大変嬉しかった。戦前下町の人々は絶対に浅草は焼けないという信仰に近い信念を持っていたが、それも見事に覆されて一面焼け野原にされてしまった。それでも行事を行うという。戦場では兵隊たちが銃砲に倒れ、飢えに苦しみ、本土では空襲の戦火に追われて逃げ惑う。こんな時期に四万六千日の行事を施工する、彼は名状しがたい気分になったという。戦争は負けてもきっと立ち直って、新しい国を再建できると確信したという。素晴らしいことだよね。
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