After the Pleistocene

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映画「ペンタゴン・ペーパーズ」

JUGEMテーマ:映画


 女優メリル・ストリープの本当の素顔というものは、「アイアン・レディ」のマーガレット・サッチャー首相か、それとも「プラダを着た悪魔」のミランダ・プリーストリー編集長か、それともこの映画のワシントン・ポストの社主キャサリン(ケイ)・グラハムの優雅で慎ましい人物か、これらのうちどれにに一番近いのだろう?この映画ではキャリアー・ウーマンにして社会的にワシントンの上流階級に属するキャサリンが、自分の父が買収した地方新聞をいかに経営して行くか、(しかも父の後経営を継いだ夫のフィリップは自殺している。)新聞社としての使命をいかに果たしてゆくのか、もしかすると牢獄にぶち込まれる可能性も大いにある深淵を覗きながらも、優しいだけではない最後は力強く、はっきりと決断する姿を見せてくれる。
 今では新聞社の社主という役目はあまり意識されなくなってしまった。(近年はインターネットの発達で新聞の影響力自体が大分落ちているが・・・)かって明治時代の「時事新報」の福沢諭吉先生を別格にしても、朝日新聞の村山龍平、読売新聞の正力松太郎などの紙面に対する影響は非常に大きいものがあった。この混迷の時代に新聞の指導性がもっとあってもよいと思うが・・・
 1971年リチャード・ニクソン政権下で作成されたベトナム戦争に関する秘密報告書(いわゆるペンタゴンペーパーズ)をダニエル・エルズバーグが密かに持ち出し、ニューヨーク・タイムズの記者ニール・シーハンに見せたが、続いてワシントン・ポストにも見せて、それがベトナム戦争の秘密が公開されるきっかけとなった。法廷でアメリカ憲法修正第一条「言論の自由」の法廷闘争になり、新聞側は勝利した。折からのベトナム反戦運動の高まりの中で。
 有能な編集主幹のベン・ブラッドリー(トム・ハンクス)は最初から攻撃的な記者魂の持ち主で、編集室を取り仕切るが、ベトナムの戦場で多数の若者を死傷させる悲惨な現状を止めさせるべき、もう少し人道的な論議が沸き上がっていてもよかったのでは。いつもより物足りなかった。映画は最後にウォーター・ゲイト事件の始まりを描写して終わる。ワシントン・ポスト紙の若き記者たち、カール・バーンスタインやボブ・ウッドワードはここには登場しない。監督 スティーヴン・スピルバーグ
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