After the Pleistocene

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映画「笑う故郷」

JUGEMテーマ:映画


 今年のノーベル文学賞には日系英国人のカズオ・イシグロが選ばれた。私は彼の作品をまだ読んだことがない。この映画はまるでドキュメンタリー映画のように、アルゼンチンの小説家がスウェーデンでノーベル賞を受領する場面から始まる。南米の作家バルガス=リョサやガルシア=マルケスように、このダニエル・マントバーニ(オスカル・マルティネス)という作家が実際にいたかのような錯覚に囚われた。しかも彼は受賞スピーチにおいて、「この受賞は、喜びよりも作家としての衰退の印」と厳しく決めつけて一瞬会場を凍り付かせた。いかにもイシグロが語りそうな気がする。ノーベル賞は作家を自殺に追いやったり、無理やり牢に押し込めたりもしている。
 受賞以来5年が過ぎ、作家らしい仕事をしていない彼のもとに、故郷アルゼンチンの片田舎から名誉市民受賞の知らせが届いた。20歳のときから約40年間一度も帰っていないダニエルにとって、故郷への招待は相当に甘酸っぱいものがあったであろう。彼が描くところの小説など何も説明がないが、悪くにしろ善にしろ相当にこの故郷を取り上げた世界が展開していたであろうと推測する。そんな世界にまた戻るなんて・・・彼が実際に帰郷していろいろ遭遇した出来事は、ドタバタに近い喜劇であり、また次々と痛烈に襲ってくる悲劇の連続だった。正しく『故郷は遠くにありて想うもの・・』と実感させるに十分だったが、これも地球の裏側の出来事だと軽視できない、こちら側でも現実の姿だと身近に感じさせるドラマだった。あの大鹿村の人びとは元気だろうか。監督 ガストン・ドゥプラットとマリアノ・コーン
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