After the Pleistocene

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映画「マダム・フローレンス!夢見るふたり」
 本来ならかなり嫌味な映画になるところ、軽く甘酸っぱい喜劇に仕上げたところが興味深い。金持ちでニューヨーク社交界の花形、マダム・フローレンス・ジェンキンス(メリル・ストリープ)は音痴にもかかわらず、パーティを開いて歌う。舞台衣装にもいつも贅を尽くしている。そしてとうとうあの伝統あるカーネーギー・ホールの舞台に立うとする。しかも難解なモーツァルトの「夜の女王のアリア」(コロラトゥーラ・ソプラノ)などを歌うとは。自分の身体は、かって重い病気にかかったことがあるのも世間には隠していた。
 自分は歌が下手であると多少は自覚しているところもあるが、マダム・フローレンスは他人の批判はものともしない。大多数の人たちを楽しませているとむしろ開き直っているところもある。しかしその陰で彼女の「夫」シンクレア・ベィフィールド(ヒュー・グラント)が大勢の観客をタダで招待し、音楽批評家まで買収して、彼女を擁護する工作をいつもしている。しかもフローレンスを批判している新聞などは、彼女の眼に触れないように特別配慮する(ふざけているのではないかと思われるほど本来非常に涙ぐましい努力)。シンクレアのこのなんとも軽妙な行動がフローレンスを支えていると言ってもよい。(ヒュー・グラントがなかなかうまい演技だ。)またピアノ伴奏者のコズメ(サイモン・ヘルバーグ)も調子を合わせて大舞台に臨むのだった。
 これはまだ第二次世界大戦中の1944年10月の実話だという。日本ならそんな歌舞音曲を禁止していた時代だったのに。メリル・ストリープは「マンマ・ミーア」などミュージカルも演じたように歌も下手ではないと思うのに、見事に調子を外してハラハラさせる。年末の忙しさを忘れさせる楽しい喜劇でした。
監督 スティーブン・フリアーズ 
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