After the Pleistocene

A memory of my ramble
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丸川知雄「チャイニーズ・ドリーム」
 中村邦夫社長の時代に『パナソニック』のアドバイザーを務めたフランシス・マキナニ―は、中国訪問を自分の健康に危害を加える行為とみなし、さらに「(クラウド・システムを使うことを全く認めない現在の)中国の生産システムはネアンデルタール人のレベルであり、ネアンデルタール人と同様に、いずれ絶滅する運命にあるとしか思えない。」(『日本企業はモノづくり至上主義で生き残れるか』2014)とまで極評する。しかしこの著者・丸川知雄は至って楽観的に中国経済を観察し、押し込めようとしても押し込められない民間企業の成長力が中国経済の原動力になっている、と断言する。
 ゲリラ的に製造して世界市場を席巻した携帯電話、瞬く間に日本を追い抜いた太陽電池、そして法規制を巧みに逃れ中国の街頭風景を一変させた電動自転車など、この本の中で示された中国製造業の強さの原動力は、小資本でも事業で成功して資本家になる夢を持つ中国人(チャイニーズ・ドリーム)が非常に大勢存在することだという。主役は政府・共産党・国家ではないようだ。それらは民間の旺盛な事業意欲をむしろ阻害する方向に動いてるのではないかと私は類推してしまう。著者はこれら小資本家が活躍する世界を『大衆資本主義』と命名している。そして「大衆資本主義が世界を変える」と。この楽観的な丸川の予測が、国家の強権でいつ一昔前の『国家資本主義』にひっくり返ることもありうる。私にはまだ予測不可能だが、一般の中国人がほんの少し金をためると、すぐ金融業や不動産業に走る傾向があることも危惧しないではいられない。
 
 
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