After the Pleistocene

A memory of my ramble
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『みちのくの仏像』
 うちのカミさんに言わせると、美術館に来た仏さんを拝んでもご利益はないそうだ。なぜなら、その仏たちはそのお寺を出るとき魂を抜かれているからだ、という。そうかもしれないが、ここ上野の国立博物館に展示された仏たちに、何人もの人たちが手を合わせていた。大震災の犠牲者に哀悼の意を表したかったのかも。かくいう私も手こそ合わせなかったが、心の中で頭を垂れた。人々の病や怪我を直し、さまざまな災難をしずめ、その苦しみから救ってきた平安時代以来約千年の長い年月を、この仏たちの御姿に感じることができたから。
 宮城県双林寺の薬師如来、福島県勝常寺の薬師如来、岩手県黒石寺の薬師如来、これら三つのお薬師さまが中心の小さな特別展だが、ほかのどの菩薩もどの観音様もみな輝いているように見えた。黒石寺の薬師如来には、その胎内に西暦862年にあたる書付があり、この御仏は西暦869年に起きた貞観大地震大津波を見、いままた2011年平成の東北大震災を経験したことになる。あゝ、この年月、短いようで長く、長いようで短いなあ!
 博物館の一般展では狩野永徳の『檜図屏風』が展示してあった。画面いっぱいに描かれた檜、その生命力あふれる姿には感動せずにはいられなかった。まことに凄まじい迫力がある。強く生きるということはこんな姿かもしれない。
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