After the Pleistocene

A memory of my ramble
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塀のあさがお
 
あさがお
 「こんなところから・・・」家の前のアスファルトの小さな裂け目、アリのすがあったところに庭に植えた朝顔のおこぼれがするすると芽を伸ばした。かわいそうだから抜かずに水を与えていたら、塀の上まで届くくらいになったのは驚き。それがどいう訳か最初花を付けなかった。庭の方の朝顔はたくさん咲き乱れているのに。先週終わりようやく一つ、二つ咲きほっとした。そして今や昨日は13ケ、今日は15ケと素晴らしい勢いで写真のとうりである。
| Nature | 19:21 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
科学博物館へ

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 私たち爺さん婆さんが小学5年の孫たち二人を、夏休みの校外学習として、上野の科学博物館へ連れて行ったが、実際は「連れてゆかれた」のは私たちの方だったかもしれない。そう言えば博物館の面白さは映画「ナイトミュージアム」(2006年製作)よく表現されていた。真夜中になると、いままで剥製だったり、標本だったりした動物たちが動き出し、米西戦争の騎兵隊長セオドア・ルーズヴェルトが乗馬姿で館内を駆け巡っていた。恐竜「ティラノサウルス」まで暴れまくるので最後どうなるのかとハラハラしたものだ。古色蒼然とした感じの展示物が多いこの上野の博物館の興奮させる見物は、新設の『シアター360』の全方位映像かもしれない。
 今回『恐竜博2019』では「デイノケイルス」と「むかわ竜」を特別展示していたが、全長8m恐竜の巨大さには皆少し慣れっこになってしまったようだ。館内を見渡すと中学生より幼稚園の子供の数の方が多いように見えた。ティラノサウルスのぬいぐるみ人形の効果だろうか?デイノケイルスの長い前足(2.4m)、身体に羽毛が生えた状態、卵から孵った子たちを養育していたかもしれぬ巣の状態など本当は興味深い。現在の鳥類に非常に近い存在になったと見る。恐竜の一族は中生代の三畳紀(2億5千年前)から始まって、ジュラ紀、白亜紀と繁栄を続けたが、6,600万年前ユカタン半島沖に落下した巨大隕石の影響で絶滅したと言われる。人類が地上に現れるのはこの後ずっと先の、今から700万年前ごろと言う。子供たちはこんな時間感覚が掴めたろうか。これから50万年も過ぎたら、バルタン星人と地球の子がオセロを遊んでいる場面が博物館でみられるのかしら。
 二人の子たちは、質問攻めでわれわれを困らせる訳でもなく、じいっと魅入ってその場を動かないということもなく、疲れてすぐ座り込むわれわれを気遣ってくれたが、最後はミュージアムショップでお土産物を買うのに散々時間を費やし、リュウグウノツカイを入れたキーホルダーを買った。とにかく無事終ってうれしい。
| Nature | 12:38 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
三日見ぬ間の桜

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 世の中は三日見ぬ間に桜かな  大島蓼太 江戸時代中期の俳人

 われわれがよく知っているのは「三日見ぬ間の桜」の方で、移ろいやすい世の風情を象徴する散りゆく花の表情をうまく捉えていると思うが、今では元の大島の句の方が新鮮な驚きを込めていて趣き深い感じがする。僅かに『の』と『に』の違いだが、幕がパッと上がって全山花に覆われた吉野の景色を見せられたかのような気配すら感じる。
 四月の初めからずうっと風邪気味であったところ、途中から喘息並みに夜中激しい発作に見舞われて、とても眠れない日々を過ごしてきた。いまようやく収まった感じがするのだが、せっかく楽しみにしていた花見の計画を全て諦めねばならなかった。いつもこの時期は慌ただしく過ごしてしまいがちだが、今年はなんとも残念至極である。
 北に細長い列島のおかげで、山形から岩手、青森と花の前線は移動中で、本当に元気でありさえすれば、今からだってまだ花を追いかけることができるのだが・・・。そういえば高遠の桜もまだ見に行ける。
 それよりも我が家の庭の花々がいまを盛んに咲き誇っている。ボタンがすばらしい。今年はピンクの色目がやや濃い。赤のボタンも色鮮やか。シャクナゲやチューリップはもう幾分か盛りを超したか。垣根を覆うモッコウバラは今新鮮で輝いている。ツツジも咲き始めた。野菜類、特にスナップエンドウが元気で毎日手取りで食卓に供せられる。
 先日今度5年生に進んだ孫から、「ジッタンは今度の新年号『令和』についてどう思う?」と急に質問された。「別に〜、いいんじゃない。」とやや答えをぼかしてしまったが、どうも世の中この新年号にしっくり収まっていない感じがする。マスコミは最初大々的に新年号を持ち上げたが、風向きが少し変わってそんな批判が漏れ出してきているのか。自分はもう『令和』の人間ではないからと、無責任な発言をするつもりはないが、こんなことならいっそ国民投票でもすればよかったのか、と思いもしている。
| Nature | 11:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
梶田隆章教授の公開講座
 あのノーベル物理学賞(2015年)を受賞した博士の講義を、無料且つ予約不要で聴けるというので、6月23日大久保の東邦大キャンパスまで出掛けてきた。日頃物理学には縁遠い老人が、全く歯が立たない宇宙物理学や素粒子論に多少でも啓発されることがあるとするなら、博士らのひたむきな研究スタイルであろう。約1500人ぐらいの聴衆は若い人が多かったが、老若男女ご年配の方々もかなり見え、会場は楽しい雰囲気に包まれていた。質問時間も長くとられていて、その進行はとても親切であった。
 講演のテーマは「神岡の地下から探る宇宙と素粒子」。飛騨の神岡鉱山地下1000mに造られたカミオカンデは小柴博士が最初陽子崩壊を検出するために造った装置だという。1987年15万光年先の大マゼラン星雲で超新星の爆発があり、そのとき飛び散ったニュートリノがカミオカンデで観測された。この功績で小柴博士はノーベル賞を2002年受賞。(残念ながら、陽子崩壊とニュートリノがどう結びつくのか小生には不明)
 1998年飛騨高山で行われた学会の発表で梶田博士は、地下1000mの上空から飛来するニュートリノの方が下から地球を潜ってくるものより多いことを指摘、そこから「ニュートリノには質量がない」という定説を覆した。(ニュートリノには電子ニュートリノ、ミューニュートリノ、タウニュートリノなど色々出てくるが小生不明)
 驚くことにはこの学会発表の翌日、当時のクリントン大統領がMITの卒業式でこれが偉大な発見になるだろうと示唆したことだ。日本の首相でそんな学術的な問題を取り上げた人は過去にいるか?
 いま神岡では1995年にスーパーカミオカンデが完成し、国際的な研究体制が敷かれているようだ。ダイヤモンドやプラチナの合成がそこで行われるという中性子星の合体や、13億光年先で最近生じたブラックホール同士の合体など、なにか不明ながら興味ある物語が進行しているようである。

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| Nature | 23:02 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
喜寿の桜
  

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   月やあらぬ春や昔の春ならぬ我が身ひとつはもとの身にして  在原業平
 今年もまた春が廻りきて、満開の桜を愛でている。いつもより十日も早いという。しかもめずらしく好天が続いているのでゆっくり眺めることができるかもしれない。だがもう散り始めてもいる。まだコブシの花だって元気なのに。
 伊豆修善寺に遊んで、天城山上の豪華ホテルに総勢8人の家族で泊まった。今回は皆で私の喜寿の祝を企画してくれた。そんなことを前以て知らされていなかったので、食後のデザートに欲張ってケーキ類をいろいろ私が皿に盛ってきたものだから、用意された祝いのケーキの前で皆に笑われる羽目に陥った。いつもながらの慌てふためく顛末。
 修善寺の川沿いの桜もよかったが、清々しい竹林の様子もよかった。なにより晴れ渡った富士山の姿を桜咲く天城の山上から拝めたことか。30年ぐらい前のことだったか、伊豆のゴルフ会で見た富士を思い出した。大仁ホテルの大浴場から真正面に富士山が鎮座ましましていたことを。ここ20年ぐらいの歳月が飛ぶように早く行き過ぎたことを感じないではいられない。
| Nature | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
お気に入りのフレーズ
 鉛色の空から白いものがちらほら降り始めると、ふと口をついて歌が出てくる。
    雪は降る あなたは来ない 雪は降る 重い心に・・・
 40歳の時も、60歳を過ぎてもこのアダモのフレーズは変わらない。
 
 この間久しぶりに帰ってきた名古屋の息子が、ソファに背を持たせ、頭を天井に向けて目をつぶって歌っている。
    あの地平線 輝くのは どこかに君を 隠しているから・・・
 目薬を付けて、このフレーズが終わるまで目をつぶったままにしているのだった。40歳を過ぎた息子が『天空の空 ラピュタ』の「君をのせて」を歌っているのをちょっと感動して聞いていた。それにしても私はなんといつも目薬を無駄に振りまいていることだろう。
 
 若い時私はいつもノーテンキに歌を口ずさんでいることが多かったので、『Aちゃんが下を通るとすぐわかるわ。』と近所の奥さんに云われたこともある。でも最近はなにも出てこないことが多い。カラオケなんていうシステムが逆に邪魔くさいのかもしれない。思い切って山や野原に躍り出て歌うべきなのかも。先日友人が『カバレリア・ルスティカーナ』の舞台に立って、村人の一人として合唱をしたというのを聞いて、とても羨ましかった。
| Nature | 22:16 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
今年の収穫
 わが家の5坪ほどの小さな家庭菜園の話。昨年はモロッコインゲンの成績がよかったので、今年はスナックエンドウを試みたところ、これも春先十分すぎるほど収穫に恵まれた。しかし昨年よかったと言って今年もよいかというと、必ずしもそうでない。きちんと耕し植え替えたイチゴが今年はさっぱりだったし、ゴーヤーも不作。キューリは全くのダメ。何が原因なのかさっぱりわからない。予想外だったのは、今年は中玉のトマトが8月から9月中旬まで食べきれないほど見事に熟し、ご近所や知り合いまで配って歩いたこと。みんなに喜んでもらえるとなんか非常にうれしい。オクラやシシトウもたくさん実を付けた。いまカミさんはブロッコリーを植えて期待している。
 わが菜園は無農薬だから、蝶や小鳥が頻りに飛んでくる。野良猫はお断りだが、毛虫などはワリバシで除かないとならない。オクラの葉には、葉を巻いて巣作りをする毛虫がいる。相手は卵から蛹、さらに変態して空中まで飛翔する数十億年前からの生物。蝶の仲間には、毒蝶とそっくり同じ色、模様の無毒の蝶もいるという。丸山宗利の『昆虫はすごい』によると、アフリカの乾燥地帯にはネムリユスリカというカの仲間がいて、その幼虫は17年間も無代謝で生き続けるという。われわれの相手は進化の最先端を行く昆虫たちだけではないかもしれない。いまうちのカミさんは腰が痛いと言いながら一生懸命草むしりをしている。
| Nature | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
今年の夏もまた去ぬめり
 できの悪かった小学校時代、その夏休みの辛い記憶を、こんなに私は年を取ったのに未だひきずっている感がする。あと数日しかないのに、夏休みの宿題をまだ半分ぐらい残しているとか、絵日記とか観察録はおろか日々の天気すら満足に記録してない体たらく。即席でなにか工作を仕上げなければならないとあって、あり合わせの木材で「ちり取り」を作り上げたが、重すぎてとても普段使えるような代物ではなかったり。木工でおもちゃの機関車を作ったが、もう時間がなくて町の木工店で吹き付けの塗装をしてもらったところ、自分の作品としては立派すぎるものができて提出するのが恥ずかしかったり。いま思えば夏休みの宿題なんか本当はどうでもよかったのに、あの頃は夏の終わりごろになると、毎年いつも面白くなかった。
 いつもあわただしく過ぎてゆく夏も、リオ・デ・ジャネエロでオリンピックもあり、日本選手の活躍で今年の夏は大いに賑わい盛り上がった。朝から晩までテレビを追いかけ、新聞をチェックし忙しい限り。先日南ドイツ、バイエルン地方に住む友人に、そっちはまるでオリンピックなんかやっていないみたいだね、とメールを入れたら、ドイツ人が活躍する競技を夕方テレビで少し流すだけだと、その物静かな様子を知らせてくれた。もう彼の地ではオリンピックの熱狂は、ナチス時代の偏った人種差別を象徴するものになりつつあるのかと思わせる?
 オリンピックのマラソンで銀メダルのフェイサ・リレサ(エチオピア)のゴールインの様子はなんとも異常だった。1位のエリウド・キプチョゲ(ケニア)がさっそうとゴールを駆け抜けたのに、彼はよたよたと、もしかすると3位になったアメリカの選手(ゲーリン・ラップ)に抜かされる可能性もあるかと思わせるほど、頼りない足取りでゴールに近づいた。その時、頭上に握りこぶしを交差させ、かなり真剣な眼差しで周囲を見回しながらゴールに入った。実況するアナウサーはこれに対し何の解説もしなかった。アナウサーの勉強不足は甚だしくて、レース中盤に至っても、先頭グループの選手名を満足に発言できない有様。日本選手の描写はくどいほどなのに、このリレサ選手の行動を意味づけすることなどチラとも頭をかすめなかったのだろう。オリンピックが終わった後もう10日たったが、彼は今後どうなってしまうのだろうと私は心配している。(私はエチオピアでの被抑圧民族オロモ族の抗議運動について、インターネットではじめて知ることができた。)
| Nature | 14:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
熊本地震余聞
 熊本地震について、私とカミさんの会話。
「先月14日から始まった熊本地震は、いまだに収束しないね。」
「また今日も揺れているみたい。20日間で震度1以上の地震が1000回以上続いている。」
「片づけなんか本当に進んでいるのかしら?道路が開通しない、電気ガス水道がまだまだ。」
「ボランティアも大勢この連休で入っているというじゃない。」
「ワシも手伝いに行ってもいいのだけれど・・・」
「あなたみたいに腰が痛くて動けない人になにができるというの?」
「ウム・・・ところで例えば運悪くワシが熊本に住んでいて、この地震に遭遇したとしたらどうなるだろう?」
「間違いなくこの家は壊れて、体はケガしていなくとも学校の校庭かなにかでテント生活をしているでしょうね。」
「最初は炊き出しとかで無料の食事はできるかもしれないが、そのうち自分で食料を買ってこなければならないね。仕事もストップしていて収入はどうなるのかなあ。」
「見舞金が交付されるのと違うかしら。保険も下りるでしょう。」
「役所の事務手続きが大変だね。」
「だから全国の市町村から何十人と応援に来てくれているわ。みな百戦錬磨のベテランがね。病院なんかもそうね。なんか凄いパワーを感じる。」
「しかし地震の圧倒的破壊力の前に、ワシなんかひどく落ち込んでしまいそうだ。そんな者まで医者は面倒見ている暇はないのでは?」
「それこそ自分よりもっと被害の大きかった人々を考え、それらの助けとなるようボランティアでもなんでも志願すべきね。」
「最近、世界的にもこのような天災が多くなっている感じがする。天壇を築いて、舜のような人物に天地を鎮める祈りを奉げてもらわないとならないのでは。」
| Nature | 23:03 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
桜の花、このワクワク感
 吉野山こずゑの花を見し日より心は身にもそはずなりけり 西行法師
ご近所のマンションの桜が咲き始めた。都内で開花宣言がなされてよりもう三日か四日たったかしら。毎年そわそわと心待ちにする桜も、咲き始めるとたちまち過ぎ去ってゆく日常に、今年こそなんとか掉さして、どこか遠くへ桜を見に旅してみたいと思う事しきりなり。しかしここ数年の身体の痛みを考えると今年もまた無理かもしれない。せめて手近なところ、深大寺とか小金井公園ぐらいに足を伸ばしたいと思う。そうしたらカミさんが仲間から『千葉の六方水の道がすばらしい。』というミニ情報を得てきた。でもいつも行く船橋海老川沿いとか市川真間の弘法寺などと同じく、あまりに手近すぎないだろうか。ま、ちょっとワクワクしているけれど。
| Nature | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP