After the Pleistocene

A memory of my ramble
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イオンモール津田沼のショップなで斬り
 JR千葉駅が新装開店するとほぼ同時に、千葉のパルコと三越が撤退した。両社ともかっては隆盛を極めた店舗ではなかったか。うちのカミさんは三越の買い物カードをどうしようかと迷っている。この千葉市の動静はマスコミにも大分取り上げられたが、次に挙げるこちら津田沼のニュースはほとんど目立たない。
 JR津田沼駅前のパルコ地下で食料雑貨の営業をする西武は、かっての西武百貨店以来もう40年近い実績を持つが、この2月で閉店した。食料品は勤め帰りの人たちにそこそこ売れていたように思うのだが・・・。すぐそばのイオンやイトーヨーカドーが習志野市に所在するのに対し、西武は船橋市に所在番地があったせいか、船橋の地元の行事では大変世話になり親近感があった。いま一抹の寂しさを感ぜずにはいられない。
 さらに驚いたのは、イオンモール津田沼で長年営業していたショップが一斉に閉店したことだった。2月28日でなんと11軒が店を閉じている。好きだったたい焼きの「銀のあん」やパン屋の「サンジェルマン」、果物屋の「ファルシエ」が含まれている。閉店のお知らせはA4用紙に申し訳程度の案内文がコピーしてあるだけ。あの元気な店員たちはどこへ行ったのだろう?(普通、閉店にあたっては『長年お世話になりました』の一文が入るのだが、それもない。万斛の涙を含んだ極めて素っ気ない文だった。)
 私の想像では、強欲な家主が諸物価高騰とかを理由につけて家賃を大幅に値上げしたところ、店子たちが一斉に席を蹴って退去したかのごとき印象が浮かんだ。単に「みな契約更新時期に至っていた」ということではなさそうな気配が感じられる。慌ただしく閉店し、その後まだそれらしきショップが店開きしていない。あの価値ある場所が空いたままでいる。
 
| Business | 23:11 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
リチャード・ドーキンス 「進化とは何か」
 チャールズ・ダーウィンも非常に興味を持った如く、『眼』の進化は確かに動物の生態に大いに影響を与えたことだろう。真っ暗闇に漂っているより、近づいてくる物体を明暗で判断するようになり、さらにその陰影で、さらにぼんやりとしていてもその形態で、さらにその色彩で判断できるように、漸進的に眼は進化したであろうと思われるが、3億5千年前の生物アンモナイトはすでにピンホール型の眼を持っていたようだ。
 ドーキンス博士は、生物はどうやって完璧な姿に進化したのかという問題を、金貨が詰まった簡単なダイヤル錠の例を使って説明する。三ケタの1から6までのダイヤルは最大216回の試行で開くが、各ケタで当選のナンバーに至ったとき、ほんの少しだけ、中の金貨をこぼす仕組みになっているなら、最大たったの18回で完全に開く。僅かづつ幸運を引き寄せる仕組みは、奇跡を巻き起こす。コンピューター上に眼のモデル(平面上の網膜から現在のわれわれの眼のように完成する)をくみ上げて計算したところでは、最大たったの25万世代の短い時間で進化が完成した。動物の1世代はほぼ1年くらいなので、約25万年。これは地質学的時間では非常に短時間のことだ。
 ダーウィニズムというのは非常にゆっくりとした小さな変化の積み重ね現象で、盲目的で無意識なプロセスと説明される。そしてわれわれの人生スパンではどの方向に人類は向かっているのかわからないことが非常にイラつかせる。トランプ勝利後世界はますます波乱含みとなってきた。先月約39光年先に7個の地球型惑星の可能性を持つ天体、トラピスト1が発見されたのは明るいニュースだろう。

| Book | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
映画「ラ・ラ・ランド」
 この作品は今年のアカデミー賞をいろいろ得ているが、私の基準から見るとそれほど優れた作品とは思えないのだが・・・不出来という評価ではないが、この程度のストーリー、役者、ダンス、歌、衣装、舞台装置などなどで、ミュージカルのベストとは言い難い。
 ハリウッドやブロードウェーの下積みからトップにのし上がる物語は、「コーラスライン」があるし、よくあるストーリー展開。歌やダンスでは「ウエストサイド物語」や「キャバレー」には敵わないし、時代背景が解からず、出演者の衣装がとても陳腐なのには驚いた。ジャズがロックに押されていると主人公のピアニスト、セバスチャン(ライアン・ゴズリング)は弱々しく言うが、映画「セッション」(監督は同じデミアン・チャゼル)並みの熱い演奏が聴けたわけではない。勿論ジャズへの鎮魂歌でもない。セバスチャンがいつもくたびれているように見える(若さがない)のはこちらの思い過ごしか?
 女主人公ミア(エマ・ストーン)が最後のオーデションで自分の思いを歌い始める場面が印象に残った。最後の章と思われる場面、観客の予想とガラリと変わった主人公二人の人生展開がおもしろかったが、残念ながら強く余韻を残すほどのものではなかった。思い出すわが青春のミュージカル映画では、「回転木馬」や「南太平洋」は夢を歌い上げてくれたし、「ムーラン・ルージュ」「マイ・フェア・レディ」や「オペラ座の怪人」は実に楽しかった。どこかで再上映してないかなあ。
 
| Movie | 22:43 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
山形赤湯温泉
 先週初め(2月末)鷺沼城跡公園(私の好きな散歩コースのひとつ)を訪れたら、入り口のところで爽やかな黄色の花・サンシュユ(山茱萸)に出会う。今年は花芽が少ないが、また春が廻ってきたなあと思うこと暫し。確かにコブシも咲き始めたし、モクレンのつぼみも大きくなった。もうすぐ白銀の光を放つだろう。しかしうちのカミさんは東北地方に旅して『雪を見たい』という。本当はゆっくり温泉を楽しみたいのだが、それでは年齢が知れるというもの。
 山形の赤湯温泉に出かけた。新幹線で東京から僅か2時間半、お弁当を食べておしゃべりしていたらあっという間の時間である。東京駅でそのお弁当とミカンを買おうとしたら、冷凍のはあるが生のミカンがどこにも売っていない。「今の時期そんな馬鹿な」と怒ってみてもないものはない。探してくれた案内係の女性もそんな質問は初めて受けたようで、これにもびっくり。
 東北地方の3月初めはまだすっかり雪の中だ。歩くところはほぼ雪かきがしてあるが、街中でも40〜50儖幣紊寮磴残っている。野山の木々は枝から雪を払い落とし、足元の根回りはすっぽり雪が消えている。杉花粉発生元の赤黒い塊も見える。夜中にまた雪が降った。朝方風花のように舞い散る雪の中で露天風呂を楽しんだ。その昔、明治天皇が泊まられたそうだが、最近はトトロの宮崎駿が大石のくりぬき湯を楽しんだようだ。桜の名所烏帽子山公園をすぐ後ろに背負ったこの旅館は花見の頃はきっと大賑わいのことだろう。
 タクシーに乗って熊野大社へ行ったり、米沢の町を歩きまわったりしたが、好天とはいえやはり寒い、風が冷たい。『歩き回るには、もっと南の方がよかったわね。』というのがカミさんの総評でした。
 
| Travel | 11:08 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
映画「王様のためのホログラム」
 われわれの視線の先は、もうこのような一種の『カルチャーショック』を楽しむ余裕がなくなってきているような気がする。日本も含め欧米先進国の社会は、激烈な企業競争があり、離婚や倒産の存在する競争社会を個人は生き抜かねばならない一方、後進諸国はほんの一部の上層階級を除いて、毎日の生活に汲々としている。こんな後進国の土地に3Dホログラムを導入してなんの効果が期待できるのか?映画ではこの疑問には誰も答えようとしない。
 荒唐無稽、奇想天外なプロジェクト「砂漠でサーモンフィッシング」と比較しても遜色ないプロジェクトだと思うが、意外にこちらのホログラムの方がすぐに実現可能だと思わせる。ドバイやカタールの表面的な華美さに目を奪われているせいか。だが結局期待したほど商品は売れず、終いは砂漠の瓦礫になってしまう悲観的な予想に私は陥る。映画はハッピーエンドで閉じたが、オイルで儲けた金は結局自国では消費できず、欧米諸国に再投資される状態がまだ50年ぐらいは続きそうだ。
 トム・ハンクス主演、サリタ・チョウドリー(女医)、監督トム・ティクヴァ
| Movie | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
文楽「冥途の飛脚」
 言ってみれば公金、為替金高三百両を客に届けるために懐に入れた飛脚商売の忠兵衛が、馴染みの遊女梅川の身請けのために使い込みそうになるかもしれない危うい瞬間、道中でその身は二つに分かれて行きつ戻りつ
・・いや大事、この銀(かね)はもっては使いたかろう、置いてくれう、置いてくれう、行て退けう、行て退けう、やっぱり置いてくれう、いや行て退けう・・と一度は思案、二度は不思案、三度飛脚。戻れば合わせて六道の、冥途の飛脚。
忠兵衛は五度六度行きつ戻りつ、身もだえしつつ、やはり梅川のもとに走ってゆく。
 今回の公演では、新口村の段が「道行相合かご」となって、忠兵衛が実の父親と会う場面はない。敢えて注文を付けるなら最後の死出の旅路、雪が積もった道を二人が登ってゆく場面で幕切れとしてほしかった。世の中の酸いも甘いも知り尽くした梅川が、このような事態に忠兵衛を引きずり込んでしまった責任の一端を、愛しむように抱擁して許してあげたい。バレンタイン・デーに国立劇場にて、人形忠兵衛吉田玉男、梅川豊松清十郎。封印切の段竹本千歳太夫。
| Art | 21:38 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP