After the Pleistocene

A memory of my ramble
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キャロット公園の盆踊り

JUGEMテーマ:地域/ローカル


 JR津田沼の南側領域の大部分を占める「奏の杜」の空間に、今や「ザ・タワー」なる44階建ての高層マンションの最上階が姿を見せてきた。積み木を乗せるように3階から4階分を一気に持ち上げてゆく工法を採っているようで、慣れるにしたがって上に揚がるほどそのスピードはアップしているようだ。驚くことには既に全戸完売だという。そんな街並みの一角にこのキャロット公園は存在するが、大勢が輪になって踊るには少しスペースが不足だった。奏の杜公園の広場を使えば、櫓でも建てられるのにと思ったが、なにかとやかましい規則があるかもしれない。
 屹立する高層マンション群に囲まれたこの小さな公園は、200人足らずの近隣住民ですぐ満杯になり、太鼓やスピーカーの周囲を三重、四重に囲んで踊りの輪ができたが、ものの1時間ぐらいであっという間に盆踊りは終わってしまった。「こうやって皆で昔盆踊りを楽しんだものだよ。」と小学生たちに眺めさせる程度のものだった。地球の反対側、南米アルゼンチンの町の盆踊りは、5千人以上の人々が楽しんだと、私はつい最近英会話のニュース教材で読んだばかりであった。
 50代、60代のベテランの女性たちがあまり見かけない。昔は婦人会やなにかでそろいの浴衣を着て踊っていたエネルギッシュな踊り手たち。また年寄りもほとんど見かけない。以前ならこの盆踊りだけは颯爽とやってきて、優雅に踊りまくる老人たちはいまやどこへ行ったのだろう。『また今年もやってきました。』と笑顔だけで元気を分けてもらえたものだ。そのうち秋田羽後町の西馬音内の盆踊りのように、蓑笠や継ぎはぎの衣装で身分や年齢を隠して踊らなければなくなるのか、と少し暗い気分になった。(2009年8月23日の当ブログ参照)
 踊りの周りで金魚つりの模擬店が店を出していたが、そのプラスチックの金魚を捕まえる薄いネットがなかなか破れなくて小さい子でも沢山採れてしまうのには笑ってしまった。それでも金魚は一匹だけよ、と言われ、あとは小さなあられ玉のようなボールにいまや金魚釣りもすっかり変わってしまった。
| Diary | 18:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
松島へ

JUGEMテーマ:旅行


 先月下旬、別に漂泊の思いに駆られたわけでも片雲の風に誘われたわけでもなく、『最近旅行に行ってないわね、温泉にも入ってないわね。』というカミさんの声で仙台、秋保温泉、松島でぶらりと遊んできた。仙台城は一緒に来たことがあるというのだが、さっぱり私の記憶に残っていない。地下鉄の駅の大きな看板で、スケートの羽生ユズル君がここの出身だったと思いだした。松島は小雨が降っていた。
 伊達政宗建立という立派な伽藍の瑞巌寺は、海岸から200m位しか離れていないほゞ平らな土地に位置し、すぐ後ろには山が迫っていた。所どころ山の崖を削り石像を安置していた。瑞巌寺を参詣した後、海岸すぐ近くの食堂で昼飯を食べた。決して興味本位で訊いてはいけない事なのだが、この食堂のおねいさんにあの東北大震災のことを私は訊かないではいられなかった。あれからもう8年以上の歳月が経過したが、身内に不幸があった人々は決して忘れていないことだろうし・・・しかし訊かないではいられなかった。
 『ここらあたりは1m10か20ぐらいの高さまでしか波は来なかった。松島町では二人の犠牲者が出ましたが、どうも身体が悪い方だったようです。』と彼女は教えてくれた。波が届かなかった瑞巌寺は避難者の救護施設に早変わりしたそうだ。しかしどうしてそんなにここは被害が少なかったのだろう?
 旅行から帰ってから地図を睨んだ。この松島町や塩釜市を囲む松島湾はその湾口に大小の島々が存在していたことが幸いしたようだ、それらが障壁となってくれたのだと判ってきた。これに対し湾口に遮るものがない隣の石巻湾に位置する石巻市(死者・行方不明者3,708人)や東松島市(同、1,087名)では、なんともむなしい犠牲者を出してしまった。あの石巻市大川小学校の悲劇(生徒74名、教師10名死亡)も忘れることができない。
 仔細に調べたわけではないが、今回の大災害で神社・仏閣での被害が少ないような気がする。瑞巌寺さんもここまで考慮して建造されたのだろうか。きっとそうに違いない。

| Travel | 00:07 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
大兄 ペナンに死す

JUGEMテーマ:日記・一般


 十日前ほどペナンの大兄がなくなったことを共通の友人が知らせてきた。大兄は非常にたくさんの友人に恵まれ、私もその端にぶら下がっていたものだが、実にいままで公私ともに大変お世話になった。ペナンにも二度、三度とお邪魔して彼のマンションに泊めて貰った。(このブログ、2009年4月を参照)
 映画や歌舞伎にも造詣が深く、いろいろ教えて貰うことが沢山あった。華麗な文楽の舞台も彼に導かれたものだ。大兄から頂いた本『文楽の女』(山川静夫著)にはなんと吉田蓑助の自筆署名が入っていた。残念ながら暇と金に不自由する私にはいつも就いて行くことは困難で、彼の豊富な知識の前に残念な思いもした。彼の姿は『助六』の舞台で黒簾の内から河東節を唸る蔵前の旦那衆の一人のように思えたものだ。ミュージカルの舞台も好んでよく見ており、越路吹雪とか木の実ナナと細川俊之の「ショウガール」など思い出深い舞台を語って尽きることはなかった。ブロードウェーで「コーラスライン」も見ているし、ロンドンのウェスト・エンドにも行っている。一度パリの町を案内する日本人を紹介してくれないかと言われて困ったこともあった。
 大兄の口から直に詳しく聞くことはなかったが、後半生では金銭的に大変な不幸が彼の身の上に招来して、とうとう日本を逃げ出してしまったのはバブル崩壊の直後であった。心臓や内臓の手術を行う羽目にも陥って、ペナンで本当に優雅な生活を過ごせたかどうかは疑問である。されば彼が特に好んだ『曾根崎心中』の一節を手向けよう。
  
  この世の名残、夜も名残。死に往く身をたとふればあだしが原の道の霜。
  ひと足づつに消えてゆく夢の夢こそ哀れなれ
  あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、
  残るひとつが今生の、鐘の響きの聞き納め
  寂滅為楽と響くなり
| Diary | 16:46 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
ミュージカル「マイ・フェア・レディ」

JUGEMテーマ:芸能


 
I could have danced all night
I could have danced all night
And still have begged for more
I could have spread my wings and done a thousand things
I've never done before

I'll never know what made it so exciting
Why all at once my heart took flight
I only know when he began to dance with me
I could have danced,danced,danced all night

 私が19歳の春、皆川達夫教授に聞かされた「マイ・フェア・レディ」はブロードウェイ・ミュージカルの当時最新盤だった。ということは、ジュリー・アンドリュースとレックス・ハリスンのコンビ。映画のオードリー・ヘップバーンとはまた違った味わいがあったと思うが、(自分が映画の主役になれなかったことでジュリーは大変残念がったと聞いた。)『ブロードウェーの魅力』を書いた大平和登氏ならこの辺りをもっと明らかにしてくれるだろうと思う。クヤシイが私はブロードウェイにはまだ足を踏み入れたことがないので、比較することができない。
 大変興味深いことは、彼がこの本の中で語っているように、バーナード・ショー原作『ピグマリオン』とこのミュージカル作者アラン・ジェイ・ラーナーとでは劇の結末が変わっていること。私も映画を見たとき、なぜイライザはフレディと結ばれないのか、ちょっと不思議に思った。しかし映画を見終わってからだんだん、「うん、これでいいのだ。この方がよりロマンチックな結末を予想できる。」と。イライザがフレディと結ばれたのではあまりに平凡で無残な将来しか思いつかないような気がしてきた。ヒギンズ教授とイライザとは何回となく夫婦喧嘩はするだろうが、また笑いの絶えない明るい家庭になりそうだ。教授のあの大哄笑はフレディなんかも吹き飛ばしてしまうだろう。
| Movie | 23:17 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
洗濯機の反乱

JUGEMテーマ:モブログ


 今年の初めごろから洗濯機が不調で、これはもう買い替えねばならないか、と思案していた。「ピー・ピー」鳴ってはまだ洗濯途中なのにすぐストップして、一回一回ボタンを押しに行かねば次に進まない異常事態に突入した。もうこれを買ってから14、5年は経過しているだろう。カミさんと電気屋に次の洗濯機の機種をどれにするか下見にまで行った。3月ごろにはこの引越シーズンが過ぎたら買い替えようかと相談していた。
 私はTV東京が企画する「職人ワゴン」という番組が好きでよくみる。大工とか左官、家具職人とか5、6人のチームで、ワゴン車に乗ってギリシャとかモルドバとかポーランドの片田舎に出掛け、幼稚園とか老人ホームなどの施設でひょいひょいと壊れた施設や道具を治してみんなに喜ばれるという他愛無いテレビ番組だが、いつもほのぼのとして見ている。中でも電気関係の修理を担当するオヤジさんがいて、その腕前にほれぼれとする。絶対そんな「名人」が私の周囲にもいるはずで、彼に見てもらえれば必ずこの洗濯機も息を吹き返すだろうと思った。
 そこではじめて「洗濯機の故障」という項目でインターネットを検索した。このボンクラ頭にも「排水」が満足にできていないことがすぐ判明。洗濯機と排水溝とをつなぐホースを点検したところ、なんと楊枝が7、8本詰まっていて、ゴミもそれに絡まって排水が十分にできていなかったのだ。それらを除去して洗濯機を動かしたところ、至極快調、全く今までなんだったのだろうと思うほど、静かに短時間で洗濯が終了して、カミさんと手を握り合わんばかりに喜んだ。それにしてもこの根本の原因は私が食後に使う楊枝の不始末に起因し、テーブルクロスに絡まって洗濯機に放り込まれたもの、とカミさんから断罪された。まあ、お陰で洗濯機は買わないで済んだ。めでたし、めでたし。
| Diary | 22:39 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP
濫読、積読

JUGEMテーマ:読書


 4月の半ば悪性の風邪で夜中喘息まがいの激しい咳込みで体力がなくなり、五月の10連休は初っ端から散々なことになってしまった。当初は秋田角館へ武家屋敷の桜見物でも行こうかと思っていたのに・・・。そんなこんなで小石川の植物園とか市川大町の散策コースとかごく手近なところで緑に親しんだ。最後は家庭菜園をせっせと耕し、キュウリやトマト、シシトウやオクラ、ゴーヤ、イエローまくわ瓜など植えこんで自画自賛して楽しんだ。
 そこで船橋、習志野、千葉の図書館からそれぞれ4、5冊づつ借り出してきて、久しぶり読書に親しむ。
(1)橘玲「中国私論」
  何清漣・程暁農「中国とっくにクライシス」
  野島剛「台湾とは何か」
  草野森作「プーチンの戦争」
最近は米中貿易戦争でトランプ大統領の怒号ばかりが聞こえる感じ(そんなにアメリカ経済は悪くないのに)だが、中国政治の危うさも対岸の火災視できない。中国のあちこちに存在する新興のゴーストタウン″は、あの埋められんとした事故の新幹線と同じ運命に見舞われることになるのだろうか?「中国現代化の落とし穴」で恐ろしい内幕を暴露した何清漣はなぜそれなのに中国が自壊して行かないのかを説明するが、本当に壊れ始めたら目も当てられないことになるだろう。
(2)森達也「私たちはどこから来て、どこへ行くのか」
   ニック・レーン「生命・エネルギー・進化」
進化論とか遺伝学とか本当は私の好きなアイテムだが、かなり難しくてほとんど「積読」状態。
(3)松井博「企業が‶帝国化″する」
   坂井隆之「AIが変えるお金の未来」
   宇沢弘文「経済学は人々を幸福にできるか」
松井の本で興味深かったのは、アップルなどの先端企業の幹部社員は大幅に流動的で国際化が進んでいること。イラン人やインド人などアメリカ以外の人種がいまや70%ぐらい占めているという。宇沢さんの本はいままで食わず嫌いでじっくりと読んだことがなかった。でも残念ながら印象は薄い。
(4)津本陽「小説渋沢栄一」
   ベルンハルト・シュリンク「逃げてゆく愛」
   乃南アサ 「旅の闇にとける」
実はエドワード・シェーファーの「サマルカンドの金の桃」も読みたかったなあ。   
| Book | 21:28 | comments(0) | trackbacks(0) | ↑PAGE TOP